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製造

国内最高峰のバスコンから軽キャンまでナッツRVの
高性能キャンピングカーをすぐれた技能で完成させる製造部門。
[主な仕事内容]
製造スタッフは、北九州工場とパネル工場に所属。すべての新車の完成と検査、パネルの製造が主な業務。チームで仕事に取り組むため、個人のスキルに加えてコミュニケーション能力も身に付く。
町田 慎太朗
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profile
北九州工場 
製造部Ⅰ課塗装係 
係長
町田 慎太朗Shintarou Machida
専門学校では“落ちこぼれ”と言われながらも、20歳でナッツRVに入社。周囲の支えを力に変え、今では塗装課の係長として若手の育成や現場マネジメントを担う存在に。自身の過去を糧に、人からの信頼を原動力に、夢が描ける職場でさらなる高みを目指し奮闘中。

※部署・役職・業務内容は2025年7月取材時点の情報です。

“落ちこぼれ”から10年後の自分へ。
僕はここで頑張っていくと決めた。

町田 慎太朗
町田 慎太朗
町田 慎太朗

「人を動かす」ことの難しさと、
その先にある充実感。

 出社してまず朝礼を行い、その後は作業場の掃除をします。日中は主に事務作業に取り掛かり、外装に傷や不具合が見つかれば、今でも現場に出て対応することもあります。ただ、現在の自分の主な役割は、出向に間に合うよう作業の段取りを整えるなどの管理やマネジメント業務です。
 塗装課全体の業務としては、新車に取り付けるエアロパーツなどへの塗装を行う「新車工程」と、完成後に不備が見つかった際に対応する「補修工程」の二つがあります。塗装の仕事は汚れるし体力的にもキツイし、見た目以上に大変なことも多いです。だけどパーツが綺麗に仕上がった時の達成感はすごくあるので、その気持ちよさにハマるんですよね。ほとんどの子が未経験からのスタートですが、指導やフォローがしっかりしているので、数年も経てばバリバリ活躍している子が多いです。
 僕自身は去年から係長という役職を任され、これまで「パーツ相手」の仕事だったものが、「人相手」の仕事に変わり、その難しさを身をもって実感しています。思い通りにいかないことも多々ありますが、その難しさこそがやりがいに繋がっているとも思います。

期待されていなかった僕を
信じてくれた人たちへ。

 元々整備士の専門学校に通っていて、卒業後すぐに20歳でナッツRVに入社しました。学生時代はあまり学校に行っていなかったし、先生たちからも「お前は学校の恥になる」と言われ、全く期待されていなかったんです。だけど、ある一人の先生だけが「お前はナッツに行け」と声をかけてくれて、その言葉が僕の人生の分岐点になりました。
 その先生はナッツのキャンピングカーを所有していて、荒木社長とも面識があったんです。僕が働いていたバイト先にもご飯を食べに来てくれるくらい普段から気にかけてくれていたので、「先生が言うなら」という思いで、面接を受けることにしました。
 とはいえ、入社したからといってすぐに素行が良くなるわけもなく、仕事はおもしろくないし辞めることばかり考えてたんです。そんな中、若気の至りで3日ほど無断欠勤して、それが社内で問題になって「お前はどうしたいんだ」と問われたときに「うちで引き取る」と申し出てくれたのが当時塗装課にいた田島部長でした。
 今年で僕も30歳になりますが、今では若い20代の部下たちと接する立場になりました。彼らと日々向き合っていると、荒れていた当時の自分を思い出しながらも、改めて田島部長の懐の深さを実感するんです。みんな当時の僕なんかよりずっと真面目で素直でいい子だし、底抜けの明るさと元気で現場を盛り上げてくれるので、毎日僕のほうが助けられています。

町田 慎太朗

未来への希望が見える職場だから、
さらに上を目指して頑張れる。

 部署は違いますが、僕の友人も数年前にナッツRVに入社しました。「仕事を探している友達がいる」と会社に相談したところ、すぐに「じゃあ面接してみよう」と対応してもらえて。そのスピード感に驚くと同時に、「自分はそれだけ信頼されているのかな」と嬉しくもなりました。だからこそ、「この会社のためにいい人材を紹介しよう」という気持ちにも自然となるんですよね。
 「田島さんに恩を返すまでは絶対に辞めない」そう思ってこれまで頑張ってきましたが、気がつけば入社から10年、今はもう「ここで頑張っていくしかない」と覚悟を決めているんです。自分が年を取ったときに少しでもラクできるようにっていう下心もありつつ(笑)、もっと高みを目指していきたい。その意味でも、将来のビジョンが描けるナッツRVは夢のある会社だと思います。
 何より、かつての僕のような“落ちこぼれ”でもここで出世している姿を見て、ナッツの求人を見ている誰かが「自分にもチャンスがあるかも!?」と思ってくれたらうれしいですね。

町田 慎太朗
伊藤 歩
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profile
北九州工場 
製造部Ⅱ課 
2係係長
伊藤 歩Ayumu Ito
2020年にナッツRVに入社し、キャブコン課に配属。入社5年目には主任に昇進し、6年目には係長としてチームをまとめる役割を任されるなど、確かな地位を築いてきた。真面目で堅実な人柄は社内で高く評価されており、上司からも部下からも頼りにされる存在となっている。

※部署・役職・業務内容は2025年7月取材時点の情報です。

誰も知らない世界だからこそ
飛び込みたかった。
仲間とともに学び描いていく、
成長の物語。

伊藤 歩
伊藤 歩
伊藤 歩

“できない”が“楽しい”に変わる瞬間。
現場が教えてくれたリーダー論。

 キャブコンとは「キャブコンバージョン」の略で、トラックをベースにした車両に、シェルと呼ばれる居住空間取り付けたキャンピングカーのことです。キャブコン課では「メインライン」と呼ばれる一連の作業の工程があり、それを内装作業と外装作業の2つに分けて進めていきます。内装作業では、居住空間における電気配線や水回りの施工、家具の組み付けなどを行います。外装作業では、シェルの下に取り付ける電装装置や各種パーツを整え、完成に向けた仕上げ作業を行っていきます。

私は主に、作業工程全体の管理を担当していますが、現場で不具合が発生した際には、随時対応にもあたります。これまでは先輩から指導を受ける立場でしたが、今は自分が指導・管理する側になり、伝え方に悩んだり、思うようにいかない難しさを感じることも少なくありません。それでも、そうした場面にこそやりがいを感じられたり、困難を乗り越えたときにこそ楽しさを実感できたりするのも事実です。正直、係長という立場に最初は不安もありましたが、今はリーダーとしてチームを引っ張っていく力をつけることが、自分にとっての最大の課題だと感じています。

仕事も遊びも、仲間と一緒に。
ナッツRVという第二の家族。

 キャンピングカーという存在自体はもちろん知っていたけど、乗ったこともなければ詳しい知識もなかったんです。周りでそんな仕事をしている知り合いもいなかったし、逆にそれが「誰もしたことがない仕事をやってみたい」という気持ちをかき立てました。
ナッツRVに入社して一番印象的だったのは、みんなの元気と明るさでした。社員同士がプライベートでも遊びに行く関係だったり、上司ともフランクに会話できる距離感だったり、社内の風通しがすごくいいんです。仕事中は真面目にきっちりやるけど、休憩時間になると冗談を言い合えるような関係性をみんなで築いているのは、メリハリがあっていいなと思いました。

みんな本当に仲がいいので社員旅行なんかも楽しいです。そういうイベントがあるからこそ、普段の仕事が頑張れたりもします。社員食堂は毎日日替わりで栄養管理がしっかりできるし、何より安い。休みの日にキャンピングカーをレンタルして、みんなでスノボに行ったりもしました。こんなに福利厚生が充実している職場もなかなかないと思います。

伊藤 歩

ついていきたい背中がある。
仲間とともに駆け上がるキャリア。

 元々某車メーカーの工場に勤めていたので、ライン作業の経験はあったんですけど、それがあまりにも単調で、気が付けば「毎日何をやってるんだろう・・・」と、辞めることばかり考えていました。だけどナッツRVでは自分が思ってた以上に幅広い業務を任せてもらえるので、飽きないんですよね。仕事自体も楽しいし、尊敬できる人たちが身近にいるからこそ、自分もそこについていきたい!しがみついていきたい!というやりがいにつながっています。
 同じキャブコン課の中でも1係の大家係長は、入社した時からずっとお世話になっている先輩で、現在はお互い係長という立場ですが、今も変わらず良い刺激をもらってます。ナッツRVは学歴やこれまでのキャリアとか関係ないんです。未経験だろうがなんだろうが入社してからの自分の頑張り次第、努力次第でどこまでも上にあがっていけるのが、この会社の大きな魅力だと思います。

伊藤 歩
伊藤 歩
07
profile
製造部 
パネル生産課 
Ⅱ係 係長
寺尾 里衣(妹)Rie Terao
profile
製造部
パネル生産管理課 
品質管理所属
完成検査員
佐野 千陽(姉)Chiharu Sano
妹である寺尾さんが3年前にナッツRVに入社し、その2年後に寺尾さんの紹介のもと、佐野さんが入社。姉妹ともにその強い責任感から社内で高い信頼を得て、若い女性社員でありながらも現場最前線で活躍している。姉妹ならではの連携プレーが垣間見える仕事ぶりは、ナッツRVの未来をも切り開くと期待されている。

※部署・役職・業務内容は2025年7月取材時点の情報です。

やりがいも絆もそろう
ナッツRVという職場
“楽しみながら成長できる
”働き方がここにある

寺尾 里衣(妹)佐野 千陽(姉)
寺尾 里衣(妹)佐野 千陽(姉)
寺尾 里衣(妹)佐野 千陽(姉)

ここにあるのは唯一無二のマシンと、
唯一無二の姉妹タッグ。

寺尾さん:
 パネル工場では、キャンピングカーの天井や床、壁に使われるパネルを、ホットプレスマシンを使って生産しています。機械を管理する側の仕事で、力仕事ではないため、女性でも無理なく取り組める業務です。使用するパネルボンドの品質は、気温や環境によって変動するため、デジタル温度計で熱伝導率を測定したり、不具合があれば新しいコイルを導入するなど、検証と改善を繰り返しています。日本で唯一のホットプレスマシンを使った工程なので、ここでの作業は非常に貴重な経験になると感じています。

佐野さん:
 私は、そのホットプレスで生産されたパネルの検査業務を担当しています。日によって検査するパネルの種類が異なることや、1日に検査できる枚数が限られていることから、不具合が発生した際の情報共有はとても重要です。検査の合間には、事務作業や、不具合を改善するためのマニュアル作成などを行い、終礼の際に各自が進捗を報告します。検査方法は、基本的に目視と触診です。パネルに凹凸がないかを一枚ずつ丁寧に確認していきます。すべて手作業なので、常にプレッシャーと緊張感がありますが、自分が検査したパネルが、海外でキャンピングカーとなって戻ってきたときには、感動もひとしおです。

寺尾さん:
 姉が同じ現場で働いていることで、お互いに自然と気を配れるし、身内だからこそダメ出しもしやすいです。姉妹ならではの連携が取れることで、私も安心して働ける環境になりました。あえて言うなら、姉のチェックがちょっと怖いくらいですかね(笑)。でもそれも、姉に強い責任感があるからこそ。妹としては、とても誇らしく思っています。

仕事も遊びも全力で。
自然につながる、仕事がもっと楽しくなる。

寺尾さん:
 もともと飲食の仕事をしていて、夜遅くまで働く生活が続いていたので、結婚を機に「朝から働けて、安定した職に就きたい」と思うようになりました。そんなとき、たまたまナッツRVの求人を見かけて、「人がワクワクするものを作り出せる仕事っていいな!」と、直感的に惹かれたんです。

佐野さん:
 入社前から、妹が毎日イキイキと楽しそうに働いているのを間近で見ていたので、私自身は不安よりもワクワクのほうが大きかったですね。そして実際に働いてみたら、それは期待以上でした(笑)。社員旅行中の懇親会では、部署ごとの出し物で同僚たちと“ピクミン”になって、簡単なダンスと替え歌を披露したんです。上司にもサプライズで盛り上がってもらえて、大人になって改めて感じる「青春!」っていう雰囲気がすごく楽しくて。まさか会社の人たちと、こんな関係性を築けるなんて思ってもいませんでした。

寺尾さん:
 姉にナッツRVの仕事を紹介した理由のひとつが、充実した福利厚生制度でした。自由に行動ができる社員旅行やキャンピングカーのレンタル制度、そして休暇の取りやすさは、子育てで忙しい私たちにとって、本当にありがたいポイントなんです。社内イベントも「みんなで楽しもう!」という雰囲気が自然とできていて、普段あまり関わることのない部署の人たちとも交流が生まれる。それが、日々の業務にもいい影響を与えていると感じています。

寺尾 里衣(妹)佐野 千陽(姉)

挑戦を後押しする職場で見つけた、
新しい自分と未来への手応え。

佐野さん:
 この年齢での転職には、正直、不安もありました。けれど、いざ働いてみると、「自分にもまだこんなに伸びしろがあったんだ」と、新しい自分を発見することができたんです。入社1年目でありながら、製品の検査という責任ある仕事を任せてもらえていることにも、とても感謝しています。これからも努力を惜しまず、妹のように信頼される社員を目指して、どんな仕事にもひとつひとつ丁寧に向き合っていきたいと思います。

寺尾さん:
 若手の抜擢を惜しまない社風や、上司が背中を押してくれる環境が整っているので、年齢・性別・社歴に関係なく、実力でしっかり評価してもらえる。だからこそ、社員全員に夢があり、やりがいも感じられる職場だと思います。私自身、これまで多くの方に支えられてきたからこそ、これからは私がサポートする立場となって、部下たちが自信を持って成長できるよう、全力で支えていきたいです。

寺尾 里衣(妹)佐野 千陽(姉)
原田 志穂
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profile
製造部 
製造Ⅰ課 
検査係 主任
原田 志穂Shiho Harada
結婚後、主婦をしていたが、長男が中学生になったのを機にパートや派遣社員を10年務める。ずっとできる仕事を探してナッツRVに入社。現在、北九州工場の生産本部 製造部 製造Ⅰ課に所属。工場のムードメーカーであり、お母さん的な存在。

※部署・役職・業務内容は2021年8月取材時点の情報です。

家族にも「ラッキー」と
言われるくらい、
ずっと続けたい仕事と
出会えました。

原田 志穂
原田 志穂
原田 志穂

自信を持って出庫するために、
何ひとつ見落としたくない。

 検査課の仕事は、ナッツRVの工場からキャンピングカーを送り出す、いわば最後の砦。海外の自社工場から届いたシェル(居室部分)とベース車両が組み合わされて、ここ北九州工場でキャンピングカーとして完成。お客様のもとへ安全で快適な一台を確実にお届けするために、何ひとつ見落とすことのないよう、最終の検査と確認を私たちのチームが担当しています。
 家具から電気・水道設備のチェック、動作確認まで、一台の完成車両をふたりで時間をかけてくまなく検査。ナッツRV独自の「手順書」に従って、細部にわたり、徹底して行います。手順書は、職人的に感覚で検査しがちな箇所までひとつひとつ数値化した一覧。この手順書ができたことでより客観的な検査ができ、クレームもぐっと減りました。
 自分が担当した車両に万一クレームが寄せられたとしても、真摯に受け止めて、成長の糧にしたいと思っています。

思いやりを持って接しあい、
言いたいことを言える職場環境。

 一日の中でもキャブコンからバン、さらにトヨタの車両部分までさまざまな車種を検査。何かあっても臨機応変に対応しながら仕事しているので、退屈しませんね。集中力は必要ですが、クルマはもちろん、カラダを動かすことが好きな人には特におすすめの仕事です。
 ナッツRVは、年齢、性別、そして立場に関わらず、みんなが思いやりを持って接しあい、それぞれが思ったことを言える職場。私も経験を積んで、後輩たちを育てていくのもこれからの目標です。
 入社して最初はたとえできなくても、わからなくてもいい。ガッツがあれば、きっと仕事の面白さと出会えるはずです。私自身、好きで入った会社ですが、仕事も仲間もどんどん好きになっているので、自信をもってそう言えます。

原田 志穂

女性ならではの感覚もいかして
ずっと働き続けたい。

 クルマやキャンピングカーってどうしても男性のものというイメージがあるかもしれません。でもナッツRVの現場では、女性の目線や感覚も大いに役立っています。たとえば、ドアを私が実際に開閉してみて「女性には重すぎるんじゃない?」と感じて意見することが改善につながったりもします。
 北九州工場もまだまだ男性スタッフが多いですが、女性もどんどん活躍できる場です。ママでもシングルでも、誰もがさらに自分らしく楽しく仕事ができる職場づくりのサポートができればうれしい。毎日楽しそうに仕事に出かける私の姿を見ているのか、子どもたちから「お母さん、いい職場でラッキーだね」って言われているんですよ。定年まで元気でナッツRVのスタッフでいたいと思っています。

原田 志穂